
気候変動(気候危機)による平均気温の上昇などの影響で、穀物収量の変動、畜産・養殖業における疾病発生、漁獲量の変化など、食料供給に深刻な影響を起こしつつあります。
昨年の京都でも、お米がスーパーからすっかりなくなったり、最近は葉物野菜がめちゃくちゃ高騰していたりしますよね。。。
生産者さんに伺うと、暑すぎてお米の品質低下が起こって売り物として収穫できる量が減ったり、野菜や果物が、やはり高温すぎて出荷できない状態にしか育たなかったり、魚も海水温の上昇で、漁場が変わってしまったりという影響が出ているそうです。
国では食料・環境問題の解決に貢献するため、フードテック推進ビジョンを掲げています。日本の食文化の中心地のひとつである京都でも、和食文化と最先端技術を活用して農林水産業・食関連産業の課題解決と産業振興を図るため、京田辺市のフードテック・ヒルや、研究拠点となる京都府農林水産技術センターなど、大きな事業として動いているようです。
知らないことがいっぱいですね。
私たちの身体は、食べるものでできています。その食べものに、どんなことが起こっているのか、ゼロから学ぶ機会を作りたいと思いました。
地球規模で起こっている気候変動や人口増加、でも日本ではどんどん人口が減っていくという時代に生きている私たち。
気候危機がリアルな現象として進む中、食料を安定的に供給するという名目で、工場で育つ野菜や、陸上で養殖される魚が増えてきています。
頭でシステムを理解することはできても、生きものとしての私という一人の人間は、何か危うさや警戒感が自然の現象として発動してしまいます。
いのちのもとである食べ物について、暮らし目線でともに学び、考える時間にしたいと思います。
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国立環境研究所 社会対話・協働推進オフィス:気候変動による影響の連鎖・食料編
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【開催概要】
日時:2025年3月9日(日)14:00-16:00
場所:キャンパスプラザ京都 2階 第3会議室
京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線、JR各線「京都駅」下車。徒歩5分。
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話し手:印鑰 智哉さん
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アジア太平洋資料センター(PARC)、ブラジル社会経済分析研究所(IBASE)、Greenpeace、オルター・トレード・ジャパン政策室室長を経て、現在はOKシードプロジェクト事務局長。2022年から食からの情報民主化プロジェクトを構想・実行中。
🐟京都府宮津市で釣船の船長として、毎日宮津の海と魚をみつめておられるNocoさんにも来ていただいてお話いただけます🐟
※遠方の方は、zoom中継できればと思いますので、zoomチケットでお申し込みください。
中継はいたしますが、zoom専属のスタッフを当日用意はしておりませんので、十分な対応はできないかもしれません。
参加費:無料(カンパにご協力いただけますと、とってもありがたいです!)
お申し込み:
https://miraseda20250309kyotofood.peatix.com/view
主催:未来世代のためのウェルビーイング法日本版プロジェクト(ミラセダ)
(私たちは、英国・ウェールズで2015年に始まったWell-being of Future Generations Act(日本語訳:未来世代のためのウェルビーイング法、通称:未来世代法)から学び、長期的視点、予防原則、情報公開、市民意見の政策への反映と協働、国民の幸福を第一に優先させることを、国や公共機関・地方自治体に求める政策提案と働きかけを行なっています)
連絡先:090-5323-7721(河合)
kira.kawai@gmail.com
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