未来世代のための市民委員会は、ウェールズ未来世代法より学び、日本のあらゆる政策が、現世代も未来世代も大切にする仕組みをつくります。

私たちが提供するもの

私たちの暮らしに関わることを決める力は、行政だけのものではありません。制度・前例・法律を知る行政の専門性と、日々の暮らしの中でその影響を一番よく知る、住民一人ひとりの専門性。どちらもかけてはいけない対等な二つの力です。
私たちは、この二つの力が実際に機能する場を、理念としてではなく、具体的な形でつくっています。

ウェールズ未来世代法と、その実践事例の研究

 私たちは、「未来世代の権利と選択肢を奪うことなく、現世代のニーズを満たす」というサステナビリティのあり方を、「ウェールズ未来世代法」から学んでいます。「未来世代法」は、2015年に成立し、2016年から英国ウェールズで実際に施行されている法律で、SDGsを国内法にまとめた世界で唯一の法律です。私たちは、膨大に公開されているウェールズ政府ならびに関係機関の文書から事例研究するとともに、ウェールズ未来世代コミッショナーオフィスや、法律の制定に関わった当事者たちとの交流と対話を重ね、実際の運用でうまくいっていること・つまずいていることを、直接学び続けています。日本の現場に還元しているのは、机上の研究ではなく、この生きたつながりから得た知見です。

「未来世代のための市民委員会」(対話と学びの協働場)の運営

 暮らしの中で気になることがあるけれど、どうしたらいいかわからない――そんな人は少なくありません。地域の中で共に学び合い、話し合う中で、本当はどうしたいのかが見えてきます。多様な人の声を聞くことで、自分だけでは気づけなかった価値観や立場にも出会えます。

 琵琶湖淀川流域気候市民会議のように、実際に顔を合わせる場もあれば、オンラインで各地の事情に触れる機会もあります。そうしたつながりの中で、一人ひとりの力を高め合いながら、共にできることを見つけていきます。