ミラセダチームのとよくみです。
このゼロから学ぶアカデミーで、きらさんのアシスタントをしています。
もしも私の町の市長(町長)が、「核ゴミ文献調査を受け入れる」とある日突然発表したら、
ワタシは。。。ロールプレイ・オンライン・ワークショップ が、2024年6月20日に開催されました。
核ゴミについて以前は何も知らなかった私も、少しずつですが知識がついてきました。
でも知識とは、首から上だけのもの。。
知っている、とわかっているは違うのだろうな、という思いは常にありつつ、
私自身もいち参加者として今回のロールプレイングに参加させて頂きました。
(当日、寿都町の紹介動画が一部動いていませんでした。失礼しました。
こちらからご確認頂けるので是非ご覧ください。)
https://www.youtube.com/watch?reload=9&v=x2_rnyR5EWs&feature=youtu.be
核ゴミ処分場の候補地になっている北海道寿都町の町民になったつもりで話をする。
2800人が暮らしている、海と風の町。
豊かな海産物に恵まれた寿都。
子育て世帯にも優しそうな、寿都。
楽しそうな笑顔の子供達と古くからのお祭りの様子。
きっと他の候補地にも、
その町の古くからの暮らしがあるんだろうなと思いつつ。
町に代々住む家族、代々の仕事を受け継ぐこと、仕事上の関係性、取引先、町での暮らし、助け合い、子供と親、親同士の関係性、赤ちゃん、幼稚園生、小学生、中学生、高校生、大学生、大人たち、習い事、遊び仲間、お店での買い物、挨拶、町内会、仲間同士、仲間外れ、利害関係、仲たがいと仲直り、賛成、反対、調査費用、町政・・・end so on・・
昔からあるお祭り。昔からの伝統。青い海と吹き抜ける風。
人間の都合とは関係なくおいしくあり続ける寿牡蠣。
ロールプレイングの時間が進むにつれ、実は何かが胸に詰まってしまって、
話せなくなってしまった自分がいました。
──────────────────────────────
もうそこにある核ゴミ、これからも増え続けるかもしれない核ゴミ。
土中にあるウランと同程度の安全性にまで戻るのに、10万年かかる人体に危険な廃棄物。
縄文時代が1万年前です。
先日、中学生の息子の初めての定期テストがあり、社会科の問題に出ていました。
核ゴミを、地震大国である日本のどこかに地中深く埋める。
どこかが引き受ける、そして引き受け先は「一箇所」に決める。
自分の住む町に?ほんとうに?
この決断は、2800人の町の町民だけでしなくちゃいけないことなのだろうか。
核ゴミの元は?電気だ。
電気を使っているのは、この国に住むほぼ全員。
なんで私、何も知らなかったんだろう・・
なんでみんな、核ゴミのことを知らないんだろう・・
──────────────────────────────
参加された方の中から、倫理観が必要なのではという声も聞こえました。
今までの倫理観で保ってきたルールがあるとして、
そしてそのルールの中でこの核ゴミの問題が存在するならば、
これからの世界には、今はまだない新しい倫理観が必要なのかもしれないと思いました。
もし必要だとしたらそれはどんなものなのだろう・・
探求を続けていきたいと思います。
──────────────────────────────
今回のアカデミーを通して、現地に行ってその空気感の中でそこに住む人の声を聴いてみたい、
と改めて思いました。
そしてどこにいるどんな人であっても、その人の心が、思いが、
ありのまま聴かれる場があって欲しいと願っています。
──────────────────────────────
◆次回の未来世代法アカデミー ゼロから学ぶ #11 は、
2024.7.28(日)20時から21時半~
【人権って何だろう?ちょっぴり、ざっくり考える】
詳細・お申込みはこちらから
https://peatix.com/event/4024284/view
ご参加お待ちしています!
.