プロジェクトチームの佐藤さわです。
2023年4月22日日本時間午前10時から、
「未来世代のことを考えるってどういうことだろう?」をテーマに、
オンライン対話会(第1回)を行いました。
主催含め7人での対話の場となりました。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
対話会の最初に、
主催の私たち(私たちの手でつくる未来世代法日本版プロジェクトチーム)が、
イギリスのウェールズで実際に施行されている「未来世代法」の
「どこ」に私たちが一番希望を感じたかということを共有させていただきました。
私たちが希望を感じたのは、
「未来世代のために現世代がなにかを我慢するとか、
現世代が犠牲になるということではなくて、
現世代の幸せも十分に満たしながら、
その選択が未来の幸せにも繋がるようにしよう」
という考え方です。
現世代か、未来世代か、ではなくて、
「どちらも」なのです。
このことは、
今回の対話会のテーマである
「未来世代のことを考えるってどういうことだろう?」を話し合うなかでも、
ポイントとなったのではないかと考えています。
「現世代も、未来世代も、どちらも大事に。」
今回の対話会に参加してくださったかたは、当然と言えば当然なのですが、
「未来世代のことを考えるべきだ」という問題意識をもったかたばかりでした。
「今さえよければ未来がどうなろうと関係ない」という考え方の人はひとりもいませんでした。
それでもきっと違いが出てくるだろう、
その違いから学ぼうという意図をもって、対話を進めました。
対話会のなかで、
私が個人的にとても印象に残っているのは、以下の点です。
「資本主義社会で浸透した自己中心的な考え方が、現在の気候危機を招いている。
だから、未来世代のことを考えようとするならば、
自己中心的な考え方から、利他主義の考え方へ転換していくことが重要だ」
という意見と、
「”今だけ、金だけ、自分だけ”のような生き方をしても、
幸せは感じられないということに気づく人が増えてきている。
自分が本当に幸せに死ぬために、生きている間になにができるかを考えたら、
必然的に未来世代のことを考えることになる。
そんな"聡い(賢い)人"を増やしていくことが重要だ」
という意見。
2つの意見は、
一見まったく逆のことを言っているようですが、
対話会が終わってから何日も、
じっくりと味わって考えてみると、
もしかしたら、同じことを言っているのかもしれないと感じられてきました。
みなさんは、この2つの意見について、
どう思われますか?
「自己中心的」ってどういうことだろう?
「利他主義」ってどういうことだろう?
「聡い(賢い)」ってどういうことだろう?
別の機会に、
そんなテーマでも対話会をやってみたいですね。
5月11日(木)20:30からは、今回と同じ、
「未来世代のことを考えるってどういうことだろう?」というテーマで、
対話の場をひらきます。
参加される方が違うと、また全く別の対話が広がると思っています。
ご興味がありましたが、ぜひご参加ください。
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https://39auto.biz/kumaneko/regires/thread594.htm
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